2014年10月メモ
10月4日 日進市制20周年記念式典
思えば20年前、私が40歳で議員になって1期目にこの市制の問題があり、それまでの行政、議会のあり方について住民の方のご不満が、この機に一気に吹き出した感があった。
情報公開条例もなく、情報はなかなか正しく伝わらず、このような中での市制移行は時期尚早と2万人以上の反対署名が積まれ、市制移行は半年遅れの平成6年10月1日となった。(この打開策のため、都市計画税は日進は半額となった)
もめたが故に、行政も議会もそして市民の方も新たなステップに本当に頑張ったと思う。
議会も会派が出来て切磋琢磨の議論をしたり、議会だよりも議員だけで発行するようになった。職員組合も作られ、職員も新たな会議やステージにのるため、政策について白熱の議論をするようになった。
情報公開条例、非核平和都市宣言(これも20年!新たな取り組みが求められるが)など次々に「市になったんだから!」を合い言葉に、市民が主役の「日進市」作りに市民の皆さんも本当に頑張ったと思う。
映像が流れる中、この20年が走馬燈のように流れました。
表彰を受けられる多くの団体や個人の皆さまがこの20年市にお任せではなく、自らも立ち上がりこのまちを作ってこられた歴史に拍手!!!
今はその機運があるだろうか。
次の世代につないでいくために、行政も議会もそして市民の皆さんも新たな次の20年のために頑張りましょう!!!
5日 台風が心配される中、日進まちづくりの会が主催される福島応援映画上映会「家路」が上演された。
故郷や普通の暮らしを自らの意思ではなく突然奪われることの不条理、哀しみが痛いほど胸に重くくる映画だった。
このような状態の方がまだ何万人もいる中で、再稼働の動きなど本当に如何なものか。
この猛暑も全ての原発が止まっていても乗り越えられたではないか。
急に国がソーラーソーラーと旗を振り、巨大な投資をしてきたのに、電力買い取りは?本当に政府がどこに向かおうとしているのか疑問を持たざるを得ない。
一人NPOで全国を回っておられる女性が、原発から巨大なソーラーシステムに乗り換えるのではなく、いかに電気を使わない暮らし方をするかです。と講演でいわれたことが思い返される。
7日 日進健康講演会「地域包括ケア・地域医療ビジョンと健康」
~住み慣れたまちで、健やかに暮らすために~
名古屋大学 水野正明氏
何度も日進市で講演をされ、ファンがとても多いとか。分かり易く、地域包括ケアの背景の高齢化の問題、社会保障改革の方向性、地域包括ケアシステムの必要性、地域医療ビジョンについて等お話いただいた。
特に地域包括ケアシステムと地域医療ビジョンのあるべき姿はまだ良く見えていないという問題がある。自治体の共通の課題として、「高齢者の自立(健康寿命の延伸)」として、前期高齢者では、脳血管疾患対策。生活習慣病予防(運動、食事、睡眠)。後期高齢者では、認知症等の予防。そのための介護予防として、運動、食事、認知症予防対策が必要とのお話があった。
特に病気に対しては、対象療法に予算をかけてきたが、予防にもっと力を入れるべき。今後、医療の需要予測がまだまだ伸びる中で、地域医療資源は対応出来るか。生涯支援型市民ネットワークをどう作るかが課題。
自治体がやるべき事、市民がやるべき事が山積している!
多くの市民の方が聞きに来ておられた。共通の認識を持つことがとても重要だ。
10日 三重県松阪市長 山中光茂氏講演会(於市民会館小ホール)
どこが問題?集団的自衛権・閣議決定~平和の翼を次の世代に届けよう~
日進市議会からも、6月議会において、「憲法解釈の変更による集団的自衛権の行使容認に反対する意見書」が可決され、直ちに国に送られました。
しかしながら、7月1日に、政府は集団的自衛権の行使は憲法改正しなくても出来るという「閣議決定」をしました。山中市長はこの閣議決定は憲法違反だと自ら市民団体「ピースウイング」を立ち上げました。
当日小ホールはほぼ一杯になり、山中市長の毅然と命や平和の大切さを訴えられる姿には本当に感銘を受けた。こうした首長が日本にいてくれることはせめてもの救いだ。
ピ-スウイング議員の会もつぎつぎと誕生している。
⒒,12日 福島県川俣町「第40回コスキン祭り」に市長、議長、三常任委員長に議案内があり、都合のついた白井、舟橋の2名が代表として記念の式典に出席のため、夜行バス、早朝の東北新幹線、レンタカーを乗り継いで、10時の開会式に参列した。
ご紹介とご挨拶をさせていただき、2キロほどのパレードにもアルゼンチンのポンチョを貸していただき、アルゼンチン大使夫妻らと歩くことが出来た。
今回木祖村さんはご都合で来られませんでしたが、まちの皆さんが遠くからよく来てくれたと歓待してくださり、人がつながる事の大切さを実感した2日間。
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